幸せの在り方


続いてはバロック様式の絢爛な建築が一際目を引く、ヴロツワフ大学だ。
多数のノーベル賞受賞者を輩出する、創立300年を超える由緒正しき大学。
内部にも入ることができるが、一部は有料のようで、全ての創りや内装まで拝むことはできなかった。
それでも天井のフレスコ画や各部に施された彫刻の美しさに息を飲んでしまった。




大学を出て、またしばらく旧市街を散策。
ヴロツワフ旧市街はなかなか広く、歴史的な建物からそれを現代風に生かしたおしゃれなお店などが立ち並び、非常に面白い街だ。
もちろん各所には小人の銅像も転がっていて、写真を撮り歩くだけでどんどん時間が過ぎ去ってしまう。
中世の街並みといえばチェコを想像するが、ポーランドもそれに比肩しうる非常に魅力的な国であると改めて感じた。
中欧・東欧はこれからもっと人気が出てもおかしくはないだろう。








街歩きもひと段落したため、街の広場を見渡せるカフェで一休みすることにした。
朝とは違い、観光地らしく人出も賑わっている。
天気もよく、子供や旅行者の笑い声が響くさまを眺めながら、クールダウンのコーヒーがとても気持ちよかった。
(あと、かの大陸の旅行者がほぼいないのも、気が楽になる要因かもしれない。その辺りも中欧・東欧はオススメのポイントである)






幸せをたっぷりと補充し、僕はヴロツワフを後にした。



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