一路ヴロツワフ


午後はポズナンから一路ヴロツワフへ。
ヴロツワフはポーランドの西部に位置し、かつてはドイツ領でもあった歴史の長い街だ。

まずは世界遺産の百年記念会館へ。
百年記念会館は、ドイツがナポレオン率いるフランス軍に勝利を収めた、1813年のライプツィヒの戦いから100年目を記念して建てられた建造物。 
当時、コンクリートを使用した建築では世界最大だったとのことだが、現代的な視点で、かつ世界遺産として捉えてみるには少し味気ない感じもする。




記念会館の前の広場では、蚤の市と思われる小さな市場が開かれ、人々が昼間から陽気に飲んでいる。
東欧は暗く寒い冬が長く、夏が短いから、この季節をみんなが待ちわびているんだということがよく分かる。




さて、お次は少し移動して旧市街広場へ。
ヴロツワフの旧市街はとても広く、その中心にはゴシックとルネサンスの両様式が取り入れられた荘厳な旧市庁舎が聳え立っている。
観光客も多く、ポーランド有数の観光地のようだ。


この街の名物は何と言っても街のいたるところに200体以上いるといわれている、小人の銅像である。
全ての像がそれぞれ異なる形をしていて、置かれている場所にちなんだシチュエーションが設定されたユーモラスな像だ。
例えば元々銀行だった建物の前にいる小人はATMの中でそろばんを抱えて隠れているし、
元々刑務所だった建物の前にいる小人は、手枷と足枷に繋がれている。

この小人像を目当てに訪れる人も少なくないだろう。




小人を探して街歩きをしながら歩くこと小一時間。
ヴロツワフもいよいよ後半戦だ。

その前に、少し腹ごしらえを。







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