観光初日の午前は、ワルシャワから1時間ほど離れた郊外にある、ショパンの生家であるジェラゾヴァヴォラへ。
ポーランドといえばショパン、ショパンといえばポーランド、なのかどうか分からないほどに音楽には興味がないが、
その土地にゆかりのある有名人の足跡に触れるのは嫌いではない。
記念館のように整備されている館の中は、当時の楽譜やピアノが展示されており、
音楽に明るくない自分にとっても見応えのあるものだ。
外は朝の雨が嘘のように空は晴れわたり、夏のヨーロッパ特有の乾いた強い日差しが緑あふれる生家の庭園の木々を青々と照らしている。
生家、といってもショパンが生まれ育った家ではなく、ショパンの父親が家庭教師として勤めていた先に、
一家が間借りして住まわせてもらっていたようだ。
当時このような家に住んでいたとするならば、かなりのお金持ちの家に仕えていたものと思われる。
気持ちの良い風に当たりながら時間を過ごし、気がつくともう昼前。
ランチは、記念館の横にあるレストランで食べることにした。
メニューは、ポークソテーだ。(赤いのはヨーロッパでよく食べられるビーツで、日本でいう"てんさい"の仲間)
腹ごしらえを終え、午後は世界遺産の街、トルンへ。
車窓からの風景が、のどかなヨーロッパの田園地帯のそれで、旅情をかきたてられる。
観光初日から、眼福だ。
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