モビリティ改革

ショパン空港から数十分、ワルシャワの中心街に着いた頃にはすでに現地時間で16時を回る頃だった。
日本との時差が8時間だから、日本時間では24時過ぎで真夜中なわけだ。
いつもならとっくに眠りについている時間だが、東欧の昼は長く、こちらはまだまだ昼真っ盛りだ。
眠気はあるもののそれに勝る興奮もあり、ディナータイムまでワルシャワの中心街をしばし散策することにした。

まず何と言っても目に飛び込んでくるのは、街の中心にそびえる文化科学宮殿、スターリン様式の建築だ。
ソビエトのスターリンからポーランドに寄贈されたものだが、流石に権威的で荘厳な建物である。
社会主義時代の面影を残す建物の周りで、学生と思われる若者たちが気持ちよく談笑をしているのが対照的で印象的だ。




また、環境意識の高さからなのか、街には自転車専用の道路があり、駐車場には電気自動車用のプラグが備え付けられていて、乗り捨て自由な電動のキックボードがあちこちに配備されている。
もっぱらの移動手段は自転車とキックボードのようだ。
ポーランドでも近年事故が多発して問題になっているようではあるが、日本でこの手の電動キックボードを乗るには、道路交通法の都合によりバックミラーとナンバープレートをつけてヘルメットを着用する必要がある。
日本もこれくらいやれば朝の通勤ラッシュは大きく改善されそうだが、安全の問題もありなかなか取り入れられることはないだろう。










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