成田からポーランドの首都ワルシャワまで直行便を利用すること約11時間、
トルコ以来となる久方ぶりのヨーロッパ圏に到着した。
ワルシャワ・ショパン空港に機体が到着すると、横付けされたバスに乗り込み空港ビルまで送られる。
ポーランドの中心となる空港ではあるが、それほど大きい訳ではなさそうだ。
バスは滑走路エリアからすぐに空港ビルの目の前に着いた。
飛行機で硬くなった重い腰を再度あげ、バスを降りようとしたところ一向に他の乗客が降りる様子がない。
どうやら空港ビルの中で人がごった返しているようで、ビルにすら入れない状態のようだ。
ビルの中で何か揉め事でもあったのだろうか?としばらく訝しんでいたが、
数分待ってようやくビルに入ってその理由がはっきりした。
ビルの自動ドアを入ってすぐそこがイミグレになっているのだ。
そして列を作る隙間もないような構造になっているため、
人々が我先にとカウンターになだれ込んでいたのだ。
こんなひどい作りの空港は初めてだ。
屈強なヨーロッパの人々に押し負けないよう、僕も前へ前へと歩を進め、
着陸から45分ほどかけて、なんとか入国することができた。
シェンゲンの向こう側、ポーランド。
この国がどんな顔をもっているのか、僕はまだ知らない。
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