世界的な車窓から

2日目。

今日はケアンズが誇る世界遺産、キュランダの熱帯雨林へ、昨日のうちに予約した列車でのプチトリップだ。
早朝のケアンズ駅にはすでに列車が到着していて、たくさんの人が出発を今か今かと心待ちにしてしている状態だった。

早速列車に乗り込み座席に着くと、程なくして列車は駅を出発した。

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ケアンズは町自体がそれほど大きくなく、出発してすぐに車窓には牧場や牧草の風景が広がった。これぞオーストラリアといったところだ。
窓から入る風も気持ちよく、天気も申し分ない。
時間を気にしてせわしなく滞在する旅が多い中、今回の旅はとてもゆっくりと落ち着いた流れで過ごすことができている。
この時点で、これまで訪れた町の中でオーストラリアはかなり上位にランクインするかもしれない。移住やワーキングホリデーの先に選ぶ理由がよく分かる。


1時間ほど駆け抜け山に入り、徐々にスピードが落ち始めたところで車体が大きくカーブを始めた。
さぁ、ここが待ちに待った、かの車窓からな番組で有名なキュランダ観光列車の最大のハイライト。日本人にお馴染みの番組でオープニングを10年間も務めたあの光景だ。
列車が大きく弧を描き、車体と橋脚の軋む音が響く。

眼福、その一言に尽きる。

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