マカオ・香港から帰国しました。
帰国第一弾は,この旅で撮った写真の中でいちばんのお気に入りを投稿します。
場所はマカオのタイパ地区にある狭い路地裏。
陽が沈み始める頃合いに撮影していたところ,
突然路地の曲がり角から,自転車に乗った地元の中学生が飛び出してきました。
その瞬間に,僕はシャッターを切りました。
写真撮影の邪魔をしたと思ったのか,学生は屈託ない笑顔と広東語訛の英語でソーリーソーリーと言いながら,僕の脇を駆け抜けていきました。
この時間帯の光なので,さすがに被写体の動きを止めることはできなかったのですが,それがまた,ノスタルジックな路地裏の静寂感とのコントラストで印象的な雰囲気になったかと思います。
元々はモノクロームで撮影したのですが,この美しい水色と赤の町並みを再現したかったので,カラーで現像しました。
路地裏の町並み,時の流れが作り上げたパステルカラーの壁の色,そして学生たちの声が響く空間は,日本とは違う感覚の写欲を掻き立ててくれます。
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